アンナ・カリーナ
Anna Karina(1940年9月22日~)
ヌーヴェル・ヴァーグ代表の女優、アンナ。
ゴダール作品が好きな人なら誰でも彼女の魅力に触れたことはあるはずです。
デンマーク生まれのフランス人。
あまりにも可愛くて可愛くて、みんなアンナになりたいと女の子なら思うと思います。
・・・だから某映画に出ていた現在のアンナは見ない方がいいと思います・・・。
わたしと彼女の初めての出逢いは『女と男のいる舗道Vivre sa vie: Film en douze tableaux』(1962)でした。
なかなかシュールでビターなストーリーでしたが、もんのすごっく台詞とか好きで強烈に印象に残ってるんです。
「私は自分のすることはどれも自分の責任だと思う。それに私たち、自由なんだ
し・・・私が手を上げればそれは私の責任。頭を右へ向ければ、それも私の責任。
不幸になるのも私の責任(中略)自分に責任があることを忘れるのも私の責任な
の・・・逃げ出したいなンて考えちゃいけないのよ。結局何もかもが美しいの。色
ンなものに興味を持って、それを美しいと思いさえすればいいのよ。結局物事は
あるがままでしかないの、それ以上の物じゃないのよ(後略)」
ラストも・・・強烈でした。
確かわたし・・・見たとき主人公と同い年かなんかですごく覚えてるんですよね。
多くのゴダール作品に参加し、ゴダールとは映画会社を設立したのち、結婚。5年で破局。
しかし小津→原のように、二人は永遠にフィルムを通して恋に落ちている気がします。
忘れてはならないのが『気狂いピエロPierrot le fou』 (1965)
退廃的で自分勝手・・・といえばそれだけで終わってしまいそうなこの衝撃的な作品・・・。
しかしそれだけでは終わらない何か・・・大体人間というのはもともとそういう俗物的で刹那的な生き物だと思うわけです。
しかし太陽も海も超越する美しさ、ひやりとするような冷たさの中の狂ったような炎・・そんなものがこの映画にはひりひり感じます。
それが恋、というとなんとも安っぽいです。
だからハリウッドのラブストーリーは正直好きじゃありません。
でも、この映画のアンナとベルモンドは素敵なのです。
代表作
小さな兵隊 Petit jour(1960)
女は女である Une femme est une femme(1961)
5時から7時までのクレオ Cléo de 5 à 7(1961)
女と男のいる舗道 Vivre sa vie: Film en douze tableaux(1962)
シェラザード Shéhérazade (1963)
はなればなれに Bande à part(1964)
輪舞 La Ronde (1964)
スタンダールの恋愛論 De l'amour(1964)
アルファヴィル Alphaville, une étrange aventure de Lemmy Caution (1965)
国境は燃えている Le Soldatesse(1965)
気狂いピエロ Pierrot le fou (1965)
修道女 La Religieuse (1966)
アンナ Anna(1967)
メイド・イン・USA Made in U.S.A.(1966)
愛すべき女・女たち Le Plus vieux métier du monde (1967)
未来展望 Anticipation ou l'amour en l'an 2000 (同オムニバスの一篇)
異邦人 Lo Straniero(1968)
悪魔のような恋人 Laughter in the Dark(1969)
アレキサンドリア物語 Justine (1969)
ザルツブルグ・コネクション The Salzburg Connection (1972)
シナのルーレット Chinesisches Roulette(1976)
黒の過程 L'Oeuvre au noir (1988)
パリでかくれんぼ Haut bas fragile(1995)
ぼくセザール 10歳半 1m39cm Moi César, 10 ans 1/2, 1m39(2003)
10ミニッツ・オールダー Ten Minutes Older (2002)